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能楽トリビアTrivia

Question107 囃子方や地謡の着物は曲で違う?(2011年11月5日追加)

イラスト

演能の際の、囃子方や地謡の服装は、どのように決まるのでしょうか? これは、主に演じられる曲の扱いによって決まります。

能は、宗家会によって曲の「重さ」が決められています。流儀によって若干の違いはありますが、だいたい一致しています。さて、服装についていえば、その曲が軽いほうから順に、「平物」のときは普通の紋付、「習い物」や「重習い」のときは半裃、「極重習い」のときは長裃というランク分けになるのが基本です(宝生流では長裃は使いません)。また、「翁」及び翁付きの曲は特別な扱いなので、素袍を使うのが通例です。

平物の曲でも「清経 恋之音取」(観世流)のように小書が付くと、より重い曲として扱われ、服装のランクが上がる場合があります。また、演能の会が特別なもの(どなたかの何回忌公演など)の場合も、ランクは上がります。

また、舞台上の人たちのうち、地謡と囃子方は「観客に見えている」存在なので、服装は基本的に統一されます。一方が紋付、もう一方が裃などということはありません。しかし、囃子方の後見は、「観客に見えていない」という前提なので、ひとつ下のランクになります。


イラスト:坂木浩子
今までのトリビア

「能楽トリビア」は作成にあたってこちらの文献を参考にしています。


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