
  小鼓の基本の音とは?(2009年10月22日追加)
小鼓の演奏を聴いた人に、それを言葉で言い表してください、とお願いしたら、多くの人が「イヨー、ポンッ」と言うのではないでしょうか。印象に残るのはその音かも知れませんが、実のところ小鼓はリズムを取って打つことに加えて、何種類かの音を使い分けて、複雑な楽曲の演奏をも行っているのです。
小鼓は右肩にあてて右手で叩きます。その際、持ち手の左手は、鼓の革を締めている調べ緒(しらべお)をつかんでいます。この調べ緒を開いて強く叩くのが「ポ」、弱く叩くのが「プ」、調べ緒を締めて強く叩くのが「タ」、弱く叩くのを「チ」と呼ばれています。これらは叩く位置によっても音の違いを出しています。このほか、めったに出てこない「ツ」という音もあります。音とかけ声を組み合わせたリズムパターンを手組といい、小鼓では130種ほどあり、曲毎に事細かに決められています。
イラスト:坂木浩子
「能楽トリビア」は作成にあたってこちらの文献を参考にしています。
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