
  人数のいちばん多い演目は? (2008年4月23日追加)

能の演目には、2名だけで可能なものもあれば、大人数が舞台にならぶものもあります。同じ能舞台でありながら、演目の違いによって、その空間をどう使うかも作品鑑賞の上での、興味深いポイントになります。
登場人物の多い演目は数々あり、流儀の演出によっても人数に違いがありますので、一概にどれがいちばん多いと断言はできません。そのなかで有力なものとして、まず「安宅(あたか)」があげられます。弁慶(シテ)、富樫(ワキ)、義経(子方)、強力(ごうりき)(オモアイ)、太刀持ち(アドアイ)に加え、義経の家来(ツレ)が8〜10人ほども登場。計13〜15名が、一度に舞台に並ぶのは、圧巻です。
このほか、十数名に及ぶ舞台演者を擁する代表的な演目に、「烏帽子折(えぼしおり)」「正尊(しょうぞん)」の現在能があります。いずれも大勢の立衆が登場し、斬り合いの、派手な立ち廻りを演じます。これらの演目は、能のもついろいろな楽しさのうち、幽玄とは余り関係ないひとつの系統を見せてくれます。このほか演者の多い能に「鞍馬天狗」があります。前半に大勢の子方が出てきて、ひと味違う、かわいらしく華やかな舞台が展開されます。
イラスト:坂木浩子
「能楽トリビア」は作成にあたってこちらの文献を参考にしています。
ページトップ ▲ |免責事項|お問い合わせ|リンク許可|
Copyright©
2012
the-NOH.com All right reserved.
|