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能楽トリビアTrivia

Question74 装束を替えるタイミングはいつも同じ?(2009年11月30日追加)

イラスト

前場と後場で装束が異なる演目は、揚幕の中に退く中入(なかいり)で、演者が装束を替えるのが通常ですが、中には舞台上で行われる場合があります。この演出を物着(ものぎ)といいます。物着には、烏帽子や鉢巻きなど、手軽なものから、上着を着けるものまであり、多くは後見座にて行われますが、「松風」のように舞台で行われるものもあります。

着替えは後見が行いますが、舞台上の作り物の中で行われる物着の場合は、他に副後見やお運びがついて手伝います。観客注視の舞台上、限られた空間と時間の中での物着は、曲の雰囲気に沿うように十分な配慮を持って円滑に行われる必要があります。「道成寺」のように、暗い鐘の中、ひとりで行う物着もありますが、激しい舞いの後でもあり、より難しくなります。物着は習熟を要する技であり、舞台を中断するのではなく、物語の進行に組み込まれているのです。


イラスト:坂木浩子
今までのトリビア

「能楽トリビア」は作成にあたってこちらの文献を参考にしています。


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