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能楽トリビアTrivia

Question100 大鼓と小鼓は、どんな関係にあるの?(2011年7月7日追加)

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東洋に古くから伝わる考え方のひとつに、陰陽道(陰陽思想)があります。すべての事象を、「陽」(プラス)と「陰」(マイナス)に分け、その和合(バランス)が大切だと説きます。能でも、舞の型や謡の構造を含め、さまざまなところに、この陰陽の考え方がみられます。

例えば、楽器の「鼓」もそうです。大鼓は、準備の段階で、炭火で皮を乾燥させることにより、打てば「カーン」という高く張った音が出ます。これは「陽」の楽器とみなされます。一方、小鼓は皮を湿らせて使うことで、「ポ」「プ」「チ」「タ」という奥行きのある音を出し、「陰」の楽器と見なされます。打つ拍子も、大鼓は「陽」を意味する奇数拍を主に受けもち、小鼓は「陰」とされる偶数拍を受け持ちます。

世阿弥は「風姿花伝」の中で、「陰陽の和合が、すべての成就のもと」と説いています。陰陽をポイントに、能を鑑賞するのも一興です。


イラスト:坂木浩子
今までのトリビア

「能楽トリビア」は作成にあたってこちらの文献を参考にしています。


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