Amazon.co.jp ウィジェット 能・演目事典:葛城:あらすじ・みどころ
トップページへ
SITE MAP
FEATURE
能の世界
世阿弥のことば
能の海外交流
能楽トリビア
DATABASE
演目事典
能面事典
用語事典
全国能楽堂マップ
PEOPLE
能を支える人びと
能楽師に聞く
名人列伝
ESSAY わたしと能
INFOMATION
公演スケジュール
能楽関連イベント情報
能楽リンク集
クレジット

協賛者リスト

  葛城かづらき あらすじ演目の詳細データユーザーの投稿レビューフォトストーリー
 


この演目の詳細データやフォトストーリーなどは右上のボタンをクリックしてください。観能のレビューも書き込めます。


能装図「葛城」
国立能楽堂提供:能装図「蝉麿」

あらすじ
ある冬のこと。出羽国羽黒山(今の山形県)の山伏の一行が、大和国葛城山(今の奈良県)へ入りました。ところが一行は山中で吹雪に見舞われ、木陰に避難します。そこに近くに住む女が通りがかります。途方に暮れていた彼らを気の毒に思い、女は一夜の宿を申し出て、一行を自分の庵に案内します。

庵で女は、「標(しもと)」と呼ぶ薪を焚いて山伏をもてなし、古い歌を引きながら、葛城山と「標」にまつわる話を語ります。話のうちに夜も更け、山伏は夜の勤行(ごんぎょう)を始めることにします。すると女は、自分の苦しみを取り去るお祈りをしてほしいと、言い出しました。山伏は、女の苦しみが人間のものでないことに気づき、問いただします。女は、自分は葛城の神であり、昔、修験道の開祖、役(えん)の行者の依頼を受けて、修行者のための岩橋を架けようとしたが、架けられなかった、そのため、役の行者の法力により蔦葛で縛られ、苦しんでいると明かし、消え去ります。

山伏たちが、葛城の神を慰めようと祈っていると、女体の葛城の神が、蔦葛に縛られた姿を見せました。葛城の神は、山伏たちにしっかり祈祷するよう頼み、大和舞を舞うと、夜明けの光で醜い顔があらわになる前にと、磐戸のなかへ入っていきました。


みどころ
冬になれば深い雪に閉ざされる葛城山を舞台にした、幻想的な雪の能です。山伏が山へ入れば、もうそこは一面の銀世界。演出上、作り物などで雪を現実的に見せる多少の仕掛けを除いて、舞台にはほとんど何もありません。そこで演じられる静かな所作と、弱吟主体の穏やかで流麗な謡とが、さまざまな雪景色の移ろいを、観客の目の前に呼び起します。

物語自体は、古い葛城山の伝説・神話を伝えるような内容で、神秘的で詩情が感じられます。

清らかな月明かりに照らされ、白く輝く雪のなか、女体の神が舞う……。この世のものではない神話の情景を、お楽しみいただけるでしょう。


演目STORY PAPER:葛城

演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどを、印刷・拡大表示のできるFlashPaperで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。プリント方法や使い方などはこちらのヘルプページへどうぞ。

演目STORY PAPER の使い方(HELP) NAVI

the能ドットコムの「葛城」現代語訳、あらすじ、みどころは、作成にあたって主に右の文献を参照しています。書名をクリックするとリンク先で購入することができます。 | 『新潮日本古典集成 謡曲集上』伊藤正義校注 新潮社
『日本古典文学全集33 謡曲集(一)』小山弘志・佐藤喜久雄・佐藤健一郎 校注・訳 小学館
『能楽手帖』権藤芳一 著 駸々堂
『能楽ハンドブック』戸井田道三 監修・小林保治 編 三省堂
『能への招待 I』藤城繼夫 文 亀田邦平 写真 わんや書店
『能・狂言事典』西野春雄・羽田昶 編集委員 平凡社

演目STORY PAPERの著作権はthe能ドットコムが保有しています。個人として使用することは問題ありませんが、プリントした演目STORY PAPERを無断で配布したり、出版することは著作権法によって禁止されています。詳しいことはクレジットおよび免責事項のページをご確認ください。

免責事項お問い合わせリンク許可運営会社
Copyright© 2017 CaliberCast, Ltd All right reserved.