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女の元夫、下京辺りに住む男が連夜の悪夢に悩み、有名な陰陽師、安倍晴明を訪ねます。晴明は、先妻の呪いにより、夫婦の命は今夜で尽きると見立てます。男の懇願に応じて、晴明は彼の家に祈祷棚を設け、夫婦の形代(かたしろ)[身代わりの人形]を載せ、呪いを肩代わりさせるため、祈祷を始めます。そこへ脚に火を灯した鉄輪を戴き、鬼となった先妻が現れます。鬼女は捨てられた恨みを述べ、後妻の形代の髪を打ち据え、男の形代に襲いかかりますが、神力に退けられ、時機を待つと言って姿を消します。
貴船神社は、京都市中心部から北へ外れた鞍馬の山にあります。町中に住んでいただろう女が、通うには大変な距離で、それだけでも異常です。女の恨みのほどがわかります。 ▼ 演目STORY PAPER:鉄輪演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどを、印刷・拡大表示のできるFlashPaperで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。プリント方法や使い方などはこちらのヘルプページへどうぞ。
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