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胡蝶が退出し、夜も更けた頃、頼光の病室に見知らぬ法師が現れ、病状はどうか、と尋ねます。不審に思った頼光が法師に名を聞くと、「わが背子(せこ)が来(く)べき宵なりささがにの」と『古今集』の歌を口ずさみつつ近付いてくるのです。よく見るとその姿は蜘蛛の化け物でした。あっという間もなく千筋(ちすじ)の糸を繰り出し、頼光をがんじがらめにしようとするのを、頼光は、枕元にあった源家相伝の名刀、膝丸(ひざまる)を抜き払い、斬りつけました。すると、法師はたちまち姿を消してしまいました。 騒ぎを聞きつけた頼光の侍臣独武者(ひとりむしゃ)は、大勢の部下を従えて駆けつけます。頼光は事の次第を語り、名刀膝丸を「蜘蛛切(くもきり)」に改めると告げ、斬りつけはしたものの、一命をとるに至らなかった蜘蛛の化け物を成敗するよう、独武者に命じます。 独武者が土蜘蛛の血をたどっていくと、化け物の巣とおぼしき古塚が現れました。これを突き崩すと、その中から土蜘蛛の精が現れます。土蜘蛛は千筋の糸を投げかけて独武者たちをてこずらせますが、大勢で取り囲み、ついに土蜘蛛を退治します。
「土蜘蛛」のみどころは、シテが和紙でつくられた蜘蛛の糸を投げる場面でしょう。現在のように沢山の糸を投げる演出は、明治初期の金剛流家元、金剛唯一が工夫したものと言われています。白い蜘蛛の糸が放物線を描いて宙に浮く様子は、ショー的要素が強く、見た目にも華やかです。 ▼ 演目STORY PAPER:土蜘蛛演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどを、印刷・拡大表示のできるFlashPaperで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。プリント方法や使い方などはこちらのヘルプページへどうぞ。
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