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僧はそこで、清水寺の門前の人に会い、何か面白いものはないかと問いかけます。門前の人は、花月(かげつ)という少年が面白い曲舞(くせまい)などをすると紹介し、花月を呼び出し、一緒に小歌を謡います。その後花月は、桜を踏み散らす鶯を懲らしめるため、弓を射ようとしますが、仏教の殺生戒に従い、思いとどまります。さらに、門前の人の勧めを受けて花月は、清水寺の由来にまつわる曲舞を舞います。 花月をずっと見ていた僧は、自分の行方不明になった息子だと確信し、名乗りを上げます。喜びの父子対面を経て、花月は鞨鼓(かっこ:腰につける小さい両面太鼓)を打って舞い、七歳で天狗にさらわれてからの旅路を振り返る舞を見せた後、父の僧と一緒に仏道の修行に出ます。
子別れという重たいテーマの雰囲気はなく、謡も舞もあくまでも軽やかで華やかです。可憐で利発な花月少年の魅せる遊芸を、存分にお楽しみいただけます。 またアイの「清水寺門前の者」の存在感も見逃せません。何かにつけ花月に絡み、その芸を次々と引き出します。一曲の進行を司る、これぞ間狂言の真骨頂というものを見せてくれます。 ▼ 演目STORY PAPER:花月演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどをPDFで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。
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