トップページへ
SITE MAP
FEATURE
演目事典

松風 :PhotoStory


秋の夕べ。須磨の浦に着いた旅僧は、いわくありげな松に目を止め、松風、村雨という海女の姉妹の墓標と知る。
森茂好
ふたりを弔った僧は近くの塩屋を宿にしようと入る。そこへ汐汲みの若い海女がふたり、現れる。
本田光洋、吉場広明
女は、月影映る夜の汐水を、桶に汲み入れた。
梅若万三郎
桶のなかにも月影が見えるよ。月を載せていると思えば、汐水を運ぶ道のりも辛くはない。
宇高通成、種田道一
旅僧が松風、村雨を弔ったと語るうち、海女たちの目に涙が寄せる。ふたりは姉妹の亡霊だった。
喜多六平太、塩津哲生
ふたりを愛したのは貴人、在原行平。松風は形見の衣を抱き寄せ、その面影に浸る。
喜多六平太
行平の形見を身に纏った松風が恋に狂乱し、松を行平と見て進むのを、村雨は留めた。
喜多実、塩津哲生
何を、この松こそはあの人。しばしの別れ、待てばまた来ると告げて遠い国へ行ったあの人。
本田光洋
ここにあの懐かしいあなたがいる。離れがたい恋のさざなみに乗って、松風が舞う。
豊嶋訓三
[一時停止中。画像クリックで再開します]

写真:森田拾史郎

PhotoStoryは自動で開始します。停止するには写真をマウスでクリックしてください。


免責事項お問い合わせ運営会社
Copyright© 2024 CaliberCast, Ltd All right reserved.