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演目事典

花筐 :PhotoStory


越前国にて。大跡部(おおあとべ)皇子に寵愛された照日(てるひ)の前は、皇子からの手紙を読む。
松本恵雄
照日は、皇子が継体天皇に即位し、上洛したため、独り残されたのだ。
後藤得三
天皇愛用の花筐(はながたみ:花籠のこと)と手紙を使者から受け取り、照日は寂しく里へ帰った。
金春信高
天皇はある日、官人らを連れて紅葉見物に出かけた。
粟谷伶夫、工藤和哉 ほか
照日は、帝への恋慕が募って物狂いとなり、花籠を持たせた侍女とともに都へ向かう。
関根祥六、関根祥人
都に近づいた照日は、紅葉見物の天皇一行と行き逢う。
松本恵雄、小倉敏克、野口敦弘
照日は、漢の武帝と李夫人の悲恋を語りつつ舞い、帝と隔てられた辛さを訴える。
塩津哲生
帝は花籠を確認し、照日を都へ連れ帰ろうと決意する。照日は再会を喜び、感謝した。
塩津哲生、塩津圭介 ほか
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写真:森田拾史郎

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