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里人から、源頼政の挙兵のいきさつと最期の様子について聞いた旅僧は、再び頼政の霊を弔い、頼政と夢で出会えるように仮寝をします。そこに、法体ながら甲冑を着た頼政の幽霊が、世のはかなさを嘆きながら現れ、僧に読経を頼みます。頼政は挙兵から平等院への逃亡のいきさつ、宇治川を挟んだ激しい合戦の様子を伝えます。さらに辞世の歌を詠んで自害するまでを語り、旅僧に弔ってくれるように頼むと、扇の芝へ帰るように消えていくのでした。
前場で語られる宇治の名所の叙情的な優美さとは対照的に、後場では臨場感のある合戦の様子が語られます。後シテはほとんど床几にかけたままですが、老体で軍の指揮を執り戦場を見つめている頼政を見てとることができ、わずかな体や扇の動きながらも激しい合戦の様子が表現されます。後シテの面「頼政」はこの曲だけに用いられる特殊な面で、老将の無念と憤りを表しています。頭巾の「頼政頭巾」も本作に特有の装束です。 ▼ 演目STORY PAPER:頼政演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどをPDFで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。
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