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利根は毎晩悪い夢をみるので、瀬戸の三島に参詣しようとします。そこで出会った異形の浮雲・流水という名の放下たちを旅の共に連れて行きます。この放下こそ小次郎と兄だったのです。利根は二人がうちわや弓を持っている理由を聞き禅問答にも興じます。兄弟は隙を見て利根を討とうと様々な芸を見せます。利根が油断したところを見計らってついに兄弟は利根を討ち、長年の思いを果たすことができたのでした。 ※放下は中世から近世にかけて行われた、田楽の流れをくむ大道芸の一つ。こきりこと呼ばれる楽器を持ち俗謡をうたって舞い歩いた。僧形をしていた放下僧と俗体の放下師とがある。
利根を油断させようと披露するものには、曲舞、羯鼓、小歌など様々な芸能が取り入れられており、こうした芸づくしに重点が置かれている作品と言えます。話中で遊芸を見せる演目は他に「花月」や「自然居士」などがあります。また作中で禅法に関する問答が行なわれたり、様々な和歌や中国の故事が引かれたりすることで、物語に奥行が与えられています。 ▼ 演目STORY PAPER:放下僧演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどをPDFで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。
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