訴訟で都に来ていた芦屋某は、三年間離れている故郷が心配になり、夕霧を使いに出す。 伊藤嘉章、宝生閑
里人の打つ砧の音を聞いた芦屋某の妻は、自らも慰みに砧を打ちたいと夕霧に告げる。 奥村富久子、近藤幸江
夫と離れ、涙を流しつつ一人で寝ている悲しみを芦屋某の妻は嘆く。 奥村富久子
季節は秋、芦屋某の妻は蘇武の故事を思い浮かべながら夜通し砧を打つ。 三川泉
夫に憂いを知らせるべく何千回と打った砧の音は、夜嵐や哀しみ、虫や涙の音と交り合う。 観世栄夫、柴田稔
芦屋某は砧の前で、怨みながら死んでしまった妻を哀れに思い後悔する。 宝生閑
妄執から流した涙は砧にかかると火炎となり声も出せず、獄卒の責める声だけが聞こえる。 仙田理芳
夫への恨みが尽きない妻の亡霊はあの世に戻ることもできず、ただ夫を責め立てるが、夫の読経の功徳で成仏する。 梅若万紀夫
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写真:森田拾史郎
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