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演目事典

嵐山 :PhotoStory


勅使は、吉野から移植された嵐山の桜の開花の様子を見に行き、花守の老夫婦に出会う。
金春晃実、吉場広明
老夫婦は、吉野から桜を見に来た木守(こもり)、勝手(かつて)の神だと明かし、空へ消える。
観世喜之、弘田裕二
猿たちが現れた。吉野の猿が嵐山に聟入りするというので、宴会が開かれる。(猿聟(さるむこ):間狂言の小書)
大蔵弥太郎
夜になると、木守、勝手の神が現れた。神遊びの舞を爽やかに舞う。
金春安明、横山紳一
やがて蔵王権現が現れ、人々を悪業から救う誓いを表した。
観世喜之
蔵王権現と木守、勝手の神とはもともと一体で、分身の呼び名が異なるだけである。
金春信高 ほか
花に戯れ、梢を駆けて、幾久しく栄える春を寿ぐ。
津村禮次郎
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写真:森田拾史郎

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