|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
この演目の詳細データやフォトストーリーは右上のボタンをクリックしてください。観能のレビューも書き込めます。
所の者が現れて朽木の柳と西行の歌のいわれについて上人に語り、上人が会った老翁が柳の精であったと推量し、上人に回向して不思議な有様を見るように勧めます。上人が念仏を唱えて仮寝をしていると、柳の精が白髪の老翁の姿で現れ、先程道案内をした老翁が自身であったことを明かします。柳の精は阿弥陀如来や念仏に感謝をして、故事や『源氏物語』にみられる柳に関するいわれについて語ります。柳の精が上人への御礼に舞を舞うと、西方から風が吹き、柳の葉は散り果てて、後には朽木の柳だけが残っていたのでした。
後場では作り物の中から柳の精が登場し、前場と同じ老翁ではあっても、品格ある尉面に変わって正装に身を包み、清楚で垢抜けた雰囲気をまとっています。柳尽くしの「クセ」はみどころで、鞠を蹴る型や猫が引綱を引く型などの写実的な演技にも注目です。女性が舞うことの多い「序ノ舞」を老翁が舞い、静かで優美な雰囲気の中、太鼓が入ることでゆったりとしたなかにも動きが感じられます。 ▼ 演目STORY PAPER:遊行柳演目ストーリーの現代語訳、あらすじ、みどころなどをPDFで公開しています。能の公演にお出かけの際は、ぜひプリントアウトしてご活用ください。
演目STORY PAPERの著作権はthe能ドットコムが保有しています。個人として使用することは問題ありませんが、プリントした演目STORY PAPERを無断で配布したり、出版することは著作権法によって禁止されています。詳しいことはクレジットおよび免責事項のページをご確認ください。 |免責事項|お問い合わせ|リンク許可|運営会社|
|